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えんどう豆のたまごとじ
栄養室×リハビリテーション室×施設管理室

「おいしいえんどう豆を、患者さまに味わっていただきたい」
——そんな想いから始まった、春のえんどう豆づくり。
施設管理スタッフが半年かけて大切に育てたえんどう豆。
収穫後は、リハビリの時間に患者さまが一つひとつ丁寧に皮をむいてくださいました。
いくつもの手がつながり、春の味わい深い一皿ができあがりました。
ここからは、その過程をご紹介します。

① ハナミズキガーデンにて収穫時期を迎える

施設管理スタッフが日々手をかけて育ててきたえんどう豆が、ようやく収穫の時期を迎えました。
冬のあいだは、わらをかぶせて大切に守りながら越冬し、春にはハナミズキガーデンの一角で、あたたかな陽ざしをたっぷり浴びて、元気に育ちました。

② 収穫し、リハビリ室へ

今年の豆は、さやがパンパンに膨らみ、中には豆がぎっしり。
とても良い出来となりました!



③ リハビリの一環で皮むき

豆をむくという何気ない作業の中で、「昔よくやったな〜」と笑顔で取り組まれる方も。
中には、自然と手が動いていたという方もいらっしゃいました。



手先を使うことで、ふと記憶や感覚がよみがえる——
そんな“思い出す力”や“動かす力”をそっと引き出す、大切なリハビリの時間となりました。



④ 厨房でたまごとじに


むいた豆はなんと2.6キロでした!

採れたてをすぐに茹でたことで皮はやわらかく、豆の風味もしっかり。
ふわふわの卵にやさしく包まれて、春の味わいが広がる一品になりました。



⑤昼食としてご提供

「お庭で収穫したお豆ですよ」とお声がけすると、普段は食が進まない方も「じゃあ食べてみようかな」と手を伸ばしてくださいました。


「私がむいたのよ」と話される方もおられ、なじみのある食材が、食べるきっかけや会話を生み、日々のケアへとやさしくつながっています。

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