ご家族さまと一緒に患者さまにハンドケアをさせていただきました。

まずは香り選びから。
患者さまが以前ラベンダーの香りをとても気に入っていらっしゃったことをご家族さまにお伝えすると、「母が好きな香りがいいわ」と今回もラベンダーの香りにすることになりました。

セラピストと一緒にアロマオイルをやさしく、ゆっくり、患者さまの手に馴染ませます。

次はご家族の皆さまで。

患者さまの手のこわばりが少しずつ緩んでいき、表情が和んでいらっしゃいました。

ご家族さまの昔の思い出話に花が咲くと、患者さまも口や目を動かされて何かを語ろうとしているご様子で温かい時間が流れました。

これからも一人でも多くの方にハンドケアのひとときをお過ごしいただければと考えております。

セラピストによるハンドケアについて

当院のハンドケアは、言語によるコミュニケーションがとりにくくなった患者さまとご家族さまをつなぐ非言語的なコミュニケーションの手段として専門の講座を受けたセラピストがおこなっています。

ハンドケアを通じてご家族さまが患者さまと触れ合い、心のつながりを深めていただけることを願っています。また、患者さまとご家族さまにとって大切なひとときの思い出を作るお手伝いをさせていただければと思います。