【よりみちコラム】「あのころの万博」エピソード集
りんごのよりみち Vol.01では、1970年の大阪万博についての思い出をご紹介しました。
誌面には載せきれなかったお話も、どれも心あたたまるものでした。
ここでは、その一部をご紹介します。
迷子のドキドキと、再会の安心
「家族と2〜3回、大阪万博へ行きました。
見て回るうちに、歩いていた息子とはぐれてしまい…戻ることもできず、スタッフの方に伝えて探してもらいました。
見つかったときの安心感は、今でも忘れられません。」
ビールとソーセージと“こんにちは”
「友人と出かけた大阪万博。ドイツ館で人生初のビールを飲みました。
つまみのソーセージがとてもおいしかったのを覚えています。
『世界の国からこんにちは』の歌も印象的で、今でも口ずさめるんです。」
10回訪れた思い出の場所
「何度も足を運びました。10回くらい行ったでしょうか。
妻がとても楽しみにしていた万博でした。
私は子どもと一緒に過ごす時間が多く、東洋の食べ物を食べた記憶が残っています。」
名古屋の万博と、5,000円の宝くじ
「大阪の万博には行けなかったけれど、名古屋の万博には行きました。
近所の人たちと観光バスに乗って出かけたんです。
とても混んでいて、みんなで時間いっぱい見て回りました。
「これ、面白いで!」と言われて、大きなスクリーンで車のシミュレーターを体験したのが印象に残っています。好奇心があったんですね。
食堂はどこも満席で、結局、岩に座ってアイスクリームを食べたことも覚えています。
混雑していてあまりお金を使う場面もなかったので、「もうええわ」とやけくそで帰りに宝くじを買ったら、なんと5,000円が当たったんです!」
万博の思い出には、家族との時間やその時代ならではの風景がつまっていました。
これからも「りんごのよりみち」で、あたたかなエピソードをお届けしていきます。